原料に使用する産業廃棄物の中に、塩素が含まれていないか確認します。そのために、塩ビ等の不純物が原料のなかに入らないよう、廃棄物排出企業様へ廃棄物分別を案内しています。
そのほか、回収する廃棄物内に塩素系の廃棄物が含まれていないか、現場・自社での選別を行っており、処理前の原料の安定化を図っています。
RPFの製造法の特色の一つは、環境負荷の元となる、余分なエネルギーや化学的な添加剤などを使わずに、なるべくシンプルにすると言うことでした。廃棄処分されるラミネート加工紙を破砕機で細かく切断し、それを成形機にかけて円筒形の固形燃料を製造します。
破砕機では、先に刃がついた円筒形のローターが1分間に50～100回の速さで回転し、原料を破砕していきます。従来のラミネート加工紙とは異なり、廃プラスチックの場合、硬さも大きさも千差万別です。そこで、プラントメーカーはいかに高いエネルギー効率であらゆる廃プラスチックを破砕するかを目標に掲げ、刃の形状を設計していきました。
さらに、成形機に関しては、RPFのユーザーとなる企業の多様なニーズに対応できるよう成形機用部品を開発しました。
※現在直径15mm、35mmの2種類のRPFを取り扱っております。
破砕した廃棄物を燃料として固形化する上でとても大切な過程なのが、”ブレンド作業”です。RPFの原料である廃棄物を、カロリー計算など行いながら混ぜ合わせる作業のことを指しますが、分量次第ではうまく固形化しないこともあります。 カロリー計算や固形化など、様々な観点を考慮しながら行うブレンド作業こそ、RPF作りの重要なポイントです。RPF創業企業としての経験と知見が、関商店のRPF品質を支えています。
